11月6日、ディズニー3D映画『Disney's クリスマスキャロル』が全米公開されました。
原作は、文豪チャールズディケンズの「クリスマスキャロル」。
家族を持たず人との絆に背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きるスクルージは、クリスマスというのに貧しい人々は死にかけていると寄付を頼む心優しい実業家フェッジウィッグに「ならば死ねばいい、余計な人口が減る」というほどクリスマスを軽蔑しきっている街一番の嫌われ者。
あるクリスマスイブの夜、かつてのビジネスパートナーであったマーレイの亡霊がスクルージの前に現われ、あの世で鎖に繋がれそのつけを払う自分の身の上を話し、スクルージが同じ運命を辿らぬように「人生最後の贈り物を与えよう、まだ運命を変える希望はある。これから過去、現在、未来の3人の亡霊が訪れるだろう」と告げる。
マーレイの予告どおり、ろうそくのような「過去の亡霊」、豪快な「現在の亡霊」、死神のような「未来の亡霊」が次々とスクルージを訪れます。
3人の亡霊に導かれた開眼の旅で、スクルージは悪しき心で過ごした年月と見失ってしまった心を取り戻し、本当の幸福の意味を悟るという奇跡と感動の物語。
産業革命の中「クリスマスキャロル」は、不況に苦しんでいたロンドン市民に大きな希望の光を与え、瞬く間に世界中に愛されるベストセラーになりました。
この不朽の名作を、「バックトゥザフューチャー」などを手がけた巨匠、ロバートゼメキス監督が最新技術で映像化。新設した映像工房IMD(Image Movers Digital)により最新鋭のパフォーマンスキャプチャー技術を駆使し、人物、背景、そしてそこに降り続ける雪の全く新しい幻想的な映像世界を誕生させました。
主人公スクルージをはじめ7役を演じるのは名優ジムキャリー、共演のゲイリーオールドマンも3役を演じるほか、ロビンライトベン、ボブホプキンスら演技派俳優が夢の競演。
1843年12月の原作発表から約166年、これまで50本以上映像化されてきたこの映画をあえて製作することにゼメキス監督は「人間生きていれば、悔い改め、そして更生できるセカンドチャンスを与えられる。この普遍的なテーマは、世界的経済不況の中にいる現代の私たちの心にも響くものがあると思う」と語っています。
今のあなたは、昔なりたいと願っていたあなたですか? たとえ今は「はい」と答えられなくとも、人は変わることができる。そんな希望に満ちたメッセージがこの冬世界中を包み込みます。
マイクロネシアモール映画館(大人$8.50/子供$7.50)
上映時間: 12:40/13:20/15:00/15:35/17:30/18:05/20:00/20:30/22:15/22:45
問い合わせ先: 632-3456