欧米諸国で、お酒のおつまみといえば「ナッツ」。
このポピュラーな「おつまみナッツ」を専門に製造販売しているのが、イリノイ州ブルーミントンを拠点にするビアナッツ社。同社の歴史は、意外に古く1937年まで遡ります。
エドワードG.シャークは、息子のアーロとイリノイ州ブルーミントンにある「キャラメルクリスプショップ」と呼ばれる小さな店でグレーズピーナッツを販売していました。
この店は、グレーズナッツ、ポップコーン、キャラメルアップルなどのスナック菓子とオレンジジュースを販売する製菓店で、当時レッドスキンとして呼ばれていた現在のビアナッツピーナッツは、オレンジジュースを購入した客に無料でサービスされていたスナックでした。
1940年、アーロの急逝により、弟のラッセルがブルーミントンへ戻り、この製菓店を任されます。ラッセルは、店内のガラスケースに入ったスナックをスクープ量り売りするのでは、素材の鮮度と品質を保てないと個装する方法を考えます。
それから約10年後、レッドスキンは、「シャークのグレーズピーナッツ」のラベルが張られパッケージで、ブルーミントンのナショナルリカーショップにも陳列されるようになりました。
ある日、地元のポテトチップや食品問屋を経営しキャラメルクリスプショップの顧客でもあった、エルドリッチC.ブリュースターの目に留まり、ブリュースターとシャークは、共同でこのグレーズピーナッツの販売に取り組みました。この際、公式に「ビアナッツ」という商標が登録されました。
シャークは、仕事を終えると店の地下で新しい製品の開発に全力を注ぎ、ブリュースターは、既にポテトチップが分配されているイリノイ中心部の市場浸透を達成し始めました。数ヶ月後、ビアナッツは、シカゴ、ミルウォーキー、セントルイス、インディアナポリスへと広まり、今ではアメリカ全土だけでなく世界中で販売される製品へと成長しました。
そんな同社のビアナッツが、グアムでも販売されています。
ユニークな発想から作られたビール缶には、創業当時から作られているレッドスキンは勿論、プリッツェル、胡麻ステッィック、コーンナッツなどのビアナッツが入っています($2.79/119g)。
チョッとしたおやつや、ビールのおつまみにも最適。
全ての製品が、10万平方フィートのたったひとつの製造施設で昔ながらの作り方でイリノイの住人と彼の家族で生産されているビアナッツは、まさにイリノイ州のスピリッツが込められた、心温まるおつまみ。ぜひ一度お試しください。
Pay-Less Supermarket
問合せ先: オカ店 646-9301/マイクロネシアモール店 637-7233