来週の日曜日(2月14日)は、バレンタイン。
従来、バレンタインといえば、女性が想いをよせる男性へ贈る「告白チョコ」が本道でしたが、最近では、女性同士で贈り合う「友チョコ」や、男性から女性への「逆チョコ」、自分向けの「Myチョコ」といった新たなスタイルが浸透しているそうです。
2010年の一押しバレンタインチョコは、ズバリ「Fauchon(フォション)のハート缶入りミルクチョコレート($17.00)」。
フォションの創始者のオーギュストフォションは、パリのマドレーヌ広場にフランス産の品質の良い野菜や果物を車で販売する青果商を営む青年。
業界の先駆者とも云われる彼の店は、瞬く間に界隈で評判となり、1886年、最初の店鋪をマドレーヌ広場26番地に開店。世界五大陸の製品や文化と料理の関係を考察する美食学に興味を抱く彼は、4年後にワインセラーを設けます(1906年発行のカタログには、当時約80万本の酒が種類別にストックされていたことが記載されています)。
そして、1895年にはフランス料理と菓子の優れた職人を集めた製菓部門と製パン部門を設立し、その3年後には「グラン サロン ド テ」を開店。100種類以上もある製品の中で特に彼が情熱を込めたのは、遥かな外国を夢みることのできるスパイスとお茶でした。
インド、セイロン、中国からのストレートティーが大半だった市場に、彼は違った原産のお茶を混ぜ合わせたブレンドティー(アッサム、ダージリン、セイロン、中国茶のブレンド)を販売。スキャンダルだと騒ぐイギリスの保守的な人々をよそに、パリジェンヌ達のなかにフランス風ティータイム「午後のお茶」の習慣が定着していきます。
その後もフォションの名は国境を超え、世界的に名の知れた高級食料品店となり、世界33カ国、800の販売拠点にて「人生の喜び」を紹介し続けています。
プラリネ入りの、甘くて濃厚なミルクチョコレートが7粒入ったこちらのハート缶は、ショッキングピンクに黒字のロゴのみというシンプルなデザイン。
食べ終わった後は、アクセサリー入れとして使えるので「友チョコ」や「Myチョコ」にピッタリ。もちろん、本命に贈るギフトに添えるチョコレートとしても可愛い。
創業以来、滋味、洗練、発見をモットーに製品の希少性とバラエティ、他にみられない品質の高さへのたゆまない努力と創造性にこだわり続けるフォションのチョコレートをグアムで取扱っているのは、DFSギャラリアのみ。