ここ数年、アメリカで流行している緑茶ブームの影響を受け、グアムでも様々な緑茶が販売されています。その中でもローカル人気No.1の緑茶ドリンクといえば「アリゾナ」。
アリゾナは、1971年にジョン(John Ferolito)とその友人ドン(Don Vultaggio)が古いフォルクスワーゲンバスでビールを販売するビジネスをスタートしたのが始まりです。90年代まで年中無休で働く彼らの会社は、ニューヨークで最も成功をするビール販売社となりました。
1990年、ドンが顧客にビールを届けた際、スナップル社のトラックが次々とアイスティーのケースを持込むのを見かけたのをきっかけに、ジョンとドンは、すぐさま紅茶ビジネスへの転向を決意します。
彼らのビジネスプランは、高品質の製品を目立ったデザインのパッケージで販売するという非常に単純なものでしたが、クイーンズにあるサウスウエスタンの家庭にインスパイアされたモチーフをドンの妻アイリーンがデザインしたボトルで販売した「アリゾナアイスティー」は、1992年には、ニューヨークのどの店にも並ぶヒット商品となりました。
15年というわずかな期間で、アリゾナアイスティーは、アメリカ合衆国でリプトン、ネスティア、スナップルなどの競合を抜いて一躍トップの売上げを誇るブランドとなったのです。
ニューヨークの若者がイメージしたサウスウエスタン柄のレモンティーと、オリエンタル柄の緑茶。この奇想天外なパッケージデザインがアメリカのアイスティー業界を揺るがしたともいえます。
アリゾナの看板商品は、サウスウエスタン柄ボトルのレモンティーと梅柄ボトルのアイスグリーンティー(緑茶)。アイスグリーンティーは、朝鮮人参や蜂蜜が入った甘いドリンクで日本の緑茶とは全く別物の健康ドリンクとして販売されているようです。
そんなアリゾナ社から、ビゲロー(Bigelow)社と共同制作した、アリゾナ緑茶ティーバッグ($3.69/20バッグ入り)が新発売されました。
種類は、朝鮮人参&蜂蜜入りのグリーンティージンセン&ハニー(Green Tea Ginseng & Honey)、天然アントシアニンやフラボノイドを含む自然の抗酸化剤として注目を浴びているアマゾン産のアカイベリーとザクロ入りのポメグラネットアカイ(Pomegranate & Acai)、マンダリンオレンジ&ジャスミン風味の蜂蜜入りのマンダリンオレンジグリーンティー(Mandarin Orange Green Tea)の3種類。
マンダリンオレンジ&ジャスミンを実際に飲んでみたところ、オレンジの爽やかな酸味が強く、甘さは控えめでハーブティーのような口当たり。
オレンジの酸味でジャスミンや緑茶の香りはあまりしませんが、独特な甘さがないので、ボトル入りアイスグリーンティーよりも、こちらのティーバッグのほうが日本人には飲み易いという印象を受けました。
ビジュアル先行で成功を収めたともいえるアリゾナティー。
この機会に是非トライしてみませんか?
Original Brand AriZona Beverage Co.
Pay-Less Supermarket
問合せ先: オカ店 646-9301/マイクロネシアモール店 637-7233