ティムバートン監督による3D映画、「アリス イン ワンダーランド/不思議の国のアリス」が、全米公開されました。
ダリをはじめ世界の有名画家たちが原作の挿絵を担当。日本では芥川龍之介、三島由紀夫などの文豪をはじめ、130以上の言語に翻訳され、30本以上もの映画やTV作品に映像化されているルイスキャロルの不朽の小説、『不思議の国のアリス』。
マリリンモンローが残した400冊もの蔵書の中にも、なんと初版本が含まれていたそうです。
新作映画では、永遠のヒロイン「アリス」が、19歳の美しい大人に成長し求婚される場面からスタートします。
結婚に戸惑うアリスが白ウサギを追いかけるうちに穴に落ちて辿り着いた不思議な世界は、美しく慈悲深い白の王女の城を襲撃して王冠と剣を奪った赤の女王が統治していました。
恐怖政治に苦しむ住人達は、年代記に記されている残忍な赤の女王からみんなを助ける救世主アリスを待ちわびていたのです。
全てが悪夢だと思うアリスは、いつまでも夢が醒めないのを不思議に思いながら運命を賭けた戦いに巻き込まれるうちに、自分が6歳の頃にこの国を訪れた事を思い出します。
自らの運命を受け入れ、玉座を白の女王に戻すため、鎧に身を固めて勇敢に怪物に剣を向けるアリスの運命を賭けた戦いの結末は、その時アリスが下した決断とは?
アリス役のオーストラリアの新星ミア ワシコウスカ、運命の鍵を握るマッドハッター役のジョニーディツプ、赤の女王のヘレナポナムカーター、白の女王のアンハサウェイという豪華キャストに加え、シザーハンズ以降、ティムバートン作品の衣裳を手がけているコリーンアトウッド(Colleen Atwood)氏。衣装は、「シカゴ(2002年)」、「SAYURI(2005年)」でアカデミー衣裳デザイン賞を受賞しているコリーンアトウッド(Colleen Atwood)が担当。
原作のアイディアを使い、物語の根底にあるスピリットを描くことに重点を置き、原作にはない白の女王と赤の女王の対立、マッドハッター(いかれ帽子屋)の設定を重要な存在へ変えるなど、現実的でシンプルなストーリーを取入れながら、頭や目などのバランスをデフォルメするなどの最新技術とティムバートン監督独自の驚異の映像美で善悪が混在する摩訶不思議な世界を描いた久々のシュールなファンタジー映画。
日本での公開は、4月17日。日本公式サイトでは、限定プレミア特典付前売り券の販売が3月6日より開始され、大人になった主人公アリスのように「美しく強い女性」を探す「ミス アリス コンテスト(応募締め切り: 3月12日)やオリジナルグッズが当たるトーハン書籍キャンペーンも開催されています。
イギリス英語はわかりずらいものの、3D映画の美しさと先取り感は確実に楽しめますので、一足お先に話題の映画を見るのもグアム旅行の土産話になりそうです。
但し、上映時間は日によって変更される場合もあるので、まず現地で上映時間を確認してから買物や食事をして時間を有効に使いましょう!
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