毎年、クリスマス前の時期に到来する「ふたご座流星群」は、1時間あたり20〜30個の流星が見られる安定した活動で知られる三大流星群のひとつ。
アストロアーツの記事によれば、近年では流星の数も増えており、実際に見える流星の数がペルセウス座流星群を上回るようになってきているのだとか?!
今年出現数が一番多いと予想されるのは、明日14日の午後9時ごろ(グアム時間)。しかし、この時間はまだ月明かりの影響があるので、ふたご座が天頂に達して月が沈む深夜から明け方が絶好のチャンス! 天頂に放射点があると流星がどの方向にも流れるので、空全体をゆっくり眺めてみましょう。
グアムは、年間を通して空気の澄んでおり、冬空は透明度が特に良く、通年に比べて夜明けも遅いため、さらに流星が見つけやすくなります。
ひとつ気がかりなのはスコール。しかし、実際にはスコールの後のほうが、より空気が澄んで星がキレイに見えるという利点があります。
なお、国立天文台では、13日の夜から16日の朝にかけて「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーンを実施。パソコンや携帯電話でホームページにアクセスして、観察日時、観察時間、流れ星の数を報告。報告データは自動集計されて10分おきに速報として掲載されます。
クリスマスのイルミネーションが輝く地上と、壮大なスケールで星降る天空。自然が創る「天」、人間が創る「地」がともに煌めく美しいイベントをお見逃しなく。
注) ホテルから観測する方は必ずホテルの敷地内から、レンタカーを利用して観測する方は人気のない場所は絶対に避け、安全を確認してから観測しましょう。