グアムは、「常夏の楽園」というイメージから「治安は悪くない」という印象を持ってしまいがちですが、日本人観光客が強盗やひったくり、置き引きなどの犯罪被害にあうケースは、残念ながら少なくありません。
また、海やプールでの水難事故により入院や緊急帰国をしなければならなくなる事案も発生しています。
せっかくの旅行が事件や事故で悲しい思い出にならないためにも、以下のことに注意していただくようお願いします。
1.強盗、ひったくりに注意!
観光客の方が多く訪れる海岸やホテルロード周辺でも決して安心してはいけません。歩行中に突然背後から襲われたり、ツアー添乗員を騙った強盗犯に襲われる等色々な事件が発生しています。
(1)海岸を散歩中に強盗被害に遭った事例
午後9時頃、日本人女性がタモンビーチを散歩中、地元の者と思われる男に襲われてハンドバックを強奪された上、顔面に軽傷を負った。
(2)ツアー添乗員を騙った強盗被害の事例
ホテルロビーでツアー添乗員を騙った地元の者と思われる男に日本人女性2名が騙され、車で見知らぬ場所に連れて行かれてバックを強奪された上、手足に軽傷を負った。
2.置き引きに注意!
ビーチでの遊泳中に砂浜に置いていた金品が盗まれるケースが発生しています。ビーチに行く際には、パスポートや貴重品は持って行かず、お金も最低限にして出かけましょう。
3.パスポートの管理はしっかりと!
空港からホテルへ移動する際や島内を巡回するバスの中でパスポートを紛失するケースが多く見られます。パスポートは、ホテルのセーフティボックスなどに保管して持ち歩かないようご注意願います。万が一、紛失した際には、旅行会社及び総領事館にご連絡願います。
4.水難事故に注意!
最近、海やプールでの事故により、大けがをして入院、緊急帰国するケースが発生しています。一刻を争うようなけがの場合にはチャーター便を手配する必要があり、数百万円から1000万円以上もの莫大な費用がかかります。また、天候によっては、海岸近くでも高い波が押し寄せることもあります。
(1)海やプールに入る前には十分な準備運動をお願いします。お酒を飲んで海やプールに入ることは、生命の危険を伴います。
(2)浅い海やプールでの飛び込みにより、頭部を強打し、重傷を負うケースが発生しています。プールでの飛び込みは禁止されており、大変危険ですので絶対に行わないでください。
◎水難事故の例
午後9時頃、日本人男性観光客がホテルのプールに頭から飛び込み、プールの水深が1メートル程しか無かったため、プールの底に頭部を強打して頚椎を骨折、全身が麻痺し、病院に運ばれた後、飛行機で日本に緊急搬送された。
皆様のグアムご旅行が安全で楽しいものとなることを願っております。
在ハガッニャ日本国総領事館
問い合わせ先: 646-1290 (ファクス: 649-2620)
電子メール: infocgj○ite.net(○を半角の@に換えてください)