東北関東大震災の発生から10日が経ちました。
救援物資が不足している被災地の方々を考慮して、食に関する記事や、ショッピング情報は控えるべきか。
グアムへ来島される方々に、通常どおりの記事を掲載するべきか。
メルマガ班では、掲載記事に関する議論を何度も交わして、今週号を配信させていただきました。
物資不足と厳しい環境の中で、頑張っていらっしゃる被災されたみなさまの安全と、一刻も早い被災地の復旧、そして行方不明の方々がひとりでも多くみつかりますよう、グアムよりお祈り申し上げます。
(大門寺 文右衛門)
昨日3月20日にヒルトングアムリゾート&スパにて開催された、東北関東大震災のためのチャリティコンサート「JAPAN AID BENEFIT CONCERT」に、ナント! AKB48の岩佐美咲さん(チームA)と鈴木まりやさん(チームB)のサイン会+握手会が、急遽、追加されました。
グアムの応援エールが日本へ届きますように!
(ピカル)
都心のお店はガラガラだとか? とにかく、家まで歩いて帰れるところまで戻ってから、飲む! 食べる! って感じらしい。青山、渋谷、新宿、六本木、、、あるところは前年比5%だって(え? 95%減ってこと?!?)。
テレビでは重苦しいニュースが多く、ドラマやバラエティ番組が減っています。その程度たるや、普段は(バラエティ番組を)見ないと言っている人でさえ、バラエティ番組を流すようにとの要望が出る程の減りようです。
ワイドショウでさえ、地震と原子力発電所の話で持ちきり。どのチャンネルも、どの時間帯も、ひたすらニュースばかりでは、テレビをつけただけで心が疲弊してしまいます。
皆さん、バラエティ番組を流すのは、そんなに不謹慎なのでしょうか? レンタルビデオ屋さんでビデオを借りるのは、不謹慎なのでしょうか?
照明が眩しいこともあり、パチンコは節電という観点からも批判されています。息抜きにパチンコをしたとしたら、それも不謹慎なのでしょうか?
多くのイベント(セミナーやコンサート、ライブなど)が、中止や延期になっています。それらを開催するのは、不謹慎なのでしょうか?
ガソリンスタンドの前には長い列ができ、それも10リットルまたは2000円までしか買えない状況です。ジェット機に乗って海外旅行に行くのは、不謹慎なのでしょうか?
笑うことも不謹慎、息抜きも不謹慎、さらに言えば、営業活動も消費活動も不謹慎なのでしょうか?
企業が営業活動をしなければ、底なしの日本経済が盛り返すことはできません。今回の震災の経済損失を取り戻すこともできません。利益をあげなければ、短期的には持ち堪えられたとしても、中長期的には、日本の経済は破綻してしまいます。
経済は血液のようなものです。血液が流れないと死んでしまうように、お金の流れ(経済)が停滞してしまうことが、最も日本の復興を止めてしまうことになります。
経済によってもたらされる利益などから納税される税金が、復興のために適切に遣われるのです。そのための税金であり、そのための政治です(だからこそ、選挙の際は自分が受け取ることばかりに着目せず、きちんと見定めて投票しましょう)。
もちろん、ムリのない範囲で義援金を届けることで、心臓マッサージをすることも大切です。それと同時に大切なことは、全身の血流を良くすること。お金の流れを良くすることです。
救援、復興活動は第一優先ですが、残りの人は、日頃の消費活動を、日頃の商業活動を、維持することが大切だと思います。
不謹慎だという批判を恐れていては、営業活動も消費活動もできません。かといって自粛自粛で何もしなければ、国のためにも、被災地のためにもなりません。
それとも、不謹慎な行動と不謹慎でない行動のボーダーラインを、誰かが示してくれるとでもいうのでしょうか?
そんなことはあり得ませんよね(笑)?
あなたにとって、
不謹慎のボーダーラインはどこですか?
企業として不謹慎とは、どういった行動でしょうか?
消費者として不謹慎とは、どういった行動でしょうか?
変に自粛していても、状況は決して良くはなりません。不安が広がり、不満が募り、社会がおかしくなります。暗く、重く、苦しくなっていくだけです。
店頭から食品が消えたり、トイレットペーパーも売り切れ。東京では水道の水が出るのに、ペットボトルの水もない、、、
普通に生活して、
普通にお仕事しましょう!
前を向いて、
できることをやりましょう!
今まで以上に、
心を込めて働き、
生活を楽しみ、
感謝して生きる。
飲食、趣味、娯楽、買い物、旅行、、、
こういう時だからこそ、それができる人は、是非、堪能してください。
今まで以上にあなたの目の前を良くしていくことが、より良い世の中にしていくということになっていくのだと信じています。
つい最近まで、「勝ち組(Winner)」と「負け組(Looser)」が語られていました。これからは、「与え組(Giver)」と「奪い組(Taker)」です。
喜んで人に何かを与えて、精神的に豊かになっている人(Giver)と、自分の損得のために周りから何かを奪って、物質的に豊かになろうとする人(Taker)です。
安心できる場(安心を感じる心)がつくれて、一緒にいると安心され、自然と他人様のお役に立てる人こそが、優しさに秀でた「優秀な人」と呼ばれる時代になります。
既に与えられている自分の持ち場をしっかりと守り、今、目の前にいる人と心をひとつにしてしっかりと生活する。そして、イザという時、自分の出番が来た時に、すぐに動けるチカラをたくわえておく。
そういったことをふまえたうえで、節電や義援金、祈りなど、自分ができることを、心を込めてする。
まずは自分の心を平和にして、
目の前から平和を広げていきましょう。
不安を希望に。
不満を出番に。
(Tom Slater/72.95kg)