先週、嵯峨野にて待望の純日本産うなぎを食べました。
甘味を抑えた秘伝のタレが香ばしさと、ジューシーな旨味を惹き立てる逸品。小骨が全く気にならなかったので、小峯シェフにお尋ねしたところ、やはりプロの裏技が冴え渡っておりました。
金曜日を除く8月2日までは毎晩食べられるので、あと何回か行きたいです。
(大門寺 文右衛門)
今年はお友だちがみんなピークを外して来島するので、来月末まで来客なし。今のうちに、節約しておかなくちゃ、、、
(ピカル)
先日、お友だちからグアム産のアボカドをもらいました。
グアムのアボカドはボコボコがなくてツルッとしていて、5月から7月と12月から3月の、年に2回収穫されるようです。
早めに収穫されて輸送されるメキシコ産アボカドと違い、完熟するまでグアムの太陽をたっぷり浴びて育っているから、濃厚なコクとクリーミーさが抜群。
サンドイッチに挟んだりワサビ醤油で食べたりと、あれこれ美味しくいただきました。
(パール)
日本の借金は今朝(2011年7月25日)の時点で875兆2000億円。人口1億3千万人。国民ひとり当たりの借金は、673万円以上。日本人に生まれると、生まれながらにして700万円近い借金を負うのが、今の日本です。
アメリカの借金は14兆2900億ドル。人口3億人。国民ひとり当たりの借金は47600USドル以上。アメリカ人に生まれると、生まれながらにして47000USドル以上の借金を負うのが、今のアメリカ合衆国です。
アメリカでは、連邦債務の上限が14兆2900億ドル(14.29 trillion U.S. dollars)と決められているのですが、この上限額は、今まで(この30年くらいだったでしょうか?)引き上げられながら現在にいたるものです。
国債の支払期限が間近になると、借金の上限額をそのたびに引き上げて、「(新たに)借金をして(今までの)借金を返す」ということを繰り返してきました。
それが今年になって、アメリカの財政赤字の削減策を巡り、オバマ政権と共和党との間で対立が続いています。今日(アメリカ本土は日曜日)も与野党間での協議が行われましたが、合意には達しませんでした。
この債務上限額が8月2日の火曜日までに引き上げられないと、借金の支払いができず、債務不履行(デフォルト)になります。
期限が間近の支払いは以下の通り。
8月3日: 社会保障を受けている5500万人のアメリカ国民に対する支払い 610億ドル
8月4日: 短期国債の満期 300億ドル
8月11日: 短期国債の満期 270億ドル
8月15日: 利付き国債の四半期ごとの利払い日 256億ドル
来月(2011年8月)の前半だけで1400億ドル以上が支払われないことになり、アメリカ(USドルへ)の信用はなくなります。
オバマ大統領は、「(デフォルトは)絶対にない」と、言っています。各機関の関係者や経済研究所のエライ人たちも、「(債務不履行の)可能性は少ない」と、楽観的です。しかしながら、その具体的な根拠を示している見解はひとつもなく、まったくアテになりません。
新幹線の技術を自国の技術だとして世界各国に特許を申請中の(一昨日、追突落下事故があった)中国は、アメリカの国債を大量に所有しているだけにかなりシリアスです。
債務の上限引き上げに反対して、アメリカを債務不履行に追い込もうとしている共和党の狙いは皆さんのご想像にお任せしますが、アメリカの国債を世界一所有している日本で、このこと(一大事だと思うんですケド)が報道されている感じがほとんどしないので、大切な読者の皆さんにはお知らせしておきますね(「1ドル1円になったらグアム旅行!」とかいうレベルではなくなりますので、、、)。
宮里藍選手、エビアンマスターズ優勝、おめでとうございます!
(Tom Slater/70.35kg)
追記: あらためて確認したところ、現時点でアメリカの国債を一番買っているのは中国でした(1兆1600億ドル)。2位は日本で9100億ドル、3位は3500億ドルでイギリスとなっています。
国債の発行は、戦争などの有事の際に顕著に行われてきましたが、第二次世界大戦の前までは、実際の債務は上限額よりも低く、第一次世界大戦が終わった頃とあまり変わりませんでした。
1919年から1939年の20年間で、債務上限額の引き上げ額は、430億ドルから450億ドルと20億ドルのみ。債務も、1919年には255億ドルで、1939年でも404億ドルでした。
債務上限額は、1941年から1945年の第二次世界大戦の際、一気に3000億ドルまで引き上げられます。
第二次世界大戦が終わった後、アメリカは朝鮮戦争に参戦しました。これにより、さらに上限額が引き上げられるかと思いきや、債務よりも国民から徴収した税金の方が多かったため、アメリカは黒字に転換。債務上限額は、1954年までの間に2750億ドルまで引き下げられます。
この後、2回の引き下げと7回の引き上げを繰り返しながら、1962年までには再び3000億ドルまで引き上げられます。
1962年から1996年までの間に、債務上限額は5兆5000億ドルまで引き上げられました。34年間で18倍以上の金額になっていますが、物価の上昇はもちろんのこと、ベトナム戦争や湾岸戦争など、いろいろありましたからね。
1996年から1997年にかけて4500億ドル引き上げられ、1997年の債務上限額は5兆9500億ドルになります。
しかしながら、1997年から2001年までの5年間は、債務上限額は5兆9500億ドルのまま変わりませんでした。債務の割合も、GDPの65.7%から56.6%まで減少し、相対的に負債は減っていく一方でした。
この状態に、都合の良くない人や満足できない人がいたのでしょうか(?!?)、2001年9月11日の同時多発テロ以降、債務上限額は毎年のように(実際には毎月のように)引き上げられていきます。
2002年には6兆4000億ドルに、そして今年2011年には、債務上限額は14兆2940億ドルまで引き上げられました。その割合も、GDPの58.9%から92.1%まで上昇してしまいました。
国家経済は家計簿的な発想で考えてはイケナイと言われています。そんなに単純ではないということなのでしょう。概念がまったく異なるということなのでしょう。
とはいえ、、、何にこんなにお金が必要だったのでしょう? 誰に支払われたのでしょう? アメリカ合衆国の国民は、それを把握しているのでしょうか? 本当にそれを、求めているのでしょうか? 世界は、はたしてそれを望んでいるのでしょうか?