沖縄に駐留しているアメリカ海兵隊の一部をグアムに移転する計画に関して、当初予定されていた8000人を4700人に削減することで日米両政府間で大筋合意したと、政府関係者が、5日に明らかにしました。
他の3300人は、ハワイやフィリピン、オーストラリアなど、グアム以外に分散配置する方向で協議が進められています。これにより、アメリカ政府は、各地に部隊を一時駐留させる、「ローテーション方式」での移転を検討しています。
合意の内容は、来週の月曜日(2月13日)に、日米同時に発表される予定です。
日米両政府は、普天間飛行場の移設先を、名護市辺野古とする現行計画は変えない方針ですが、今回のグアムへの先行移転が具体的に進められるとなると、普天間固定化はやむを得ないとの流れが強まりそうな状況になるでしょう。