在日米軍の再編成計画の見直しにともない、アメリカ政府は、在沖縄海兵隊のグアム移転のための移転費用に関して、現行の日本負担額28億ドルを、1.5倍の42億ドルに増額するように、日本に対して非公式に打診していることが分かりました。
先週の水曜日(3月14日)に日米関係筋が明らかにしたものですが、日本としては、まずアメリカ海兵隊の部隊配置について、その内容を詰めるべきであるとして、正式な交渉の場でこの要求を取り上げることを拒否しました。
また、12日と13日にワシントンで行われた外務防衛当局による審議官級協議で、移転部隊の構成を確認し、グアムに移転することで合意している4700人の海兵隊員の内訳を、第4海兵歩兵連隊と第12海兵砲兵連隊を中心とするものとして、日米両政府間で大筋合意しました。
グアム移転でアメリカが日本に1千億円の負担増を要求(2012年3月13日)
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