DFSギャラリアグアムの春のテーマは、『Inspire by Nature』。
春の訪れを告げる蝶を眺めるマネキンや、3層になる蝶のフレームの奥に蝶が重なり合う動画が流れる画面が組込まれた立体アートなどが飾られた店内は、まさにアートギャラリー(テーブルに置かれたアート本や昆虫図鑑も、素晴らしい演出です)。
そして、一瞬で目が釘付けになってしまったのは、ただならぬオーラを放つセラミックの昆虫アート。この作品は、自然と昆虫学にインスパイアされた、ドイツのアーティスト、Beate Reinheimer(ビート レインへイマー)さんとUlrike Rehm(ウルリケ レーム)さんが2010年に確立したRaRによるコレクション、「Schwarm(昆虫の群れ)」。
ビート レインへイマーさんは、1972年にゲリットリートフェルトアカデミーアムステルダムを卒業し、同アカデミーにて25年以上講義を続け、彼女の作品は世界中で展示され、その一部は、オランダにあるボイマンス ヴァン ベーニンゲン美術館とセントラールミュージアム ユトレヒトに、永久コレクションとして保存されています。
ウルリケ レームさんは、ビートさんが卒業した1972年の25年後にあたる2011年に同アカデミーを卒業、アムステルダム市立近代美術館とダッチデザインウィークアイントホーフェンにて作品が展示された、新鋭アーティストです。
DFSギャラリアグアムに展示されている作品は、ニューヨークタイムズの紙面を飾り、ミラノ、パリ、アムステルダムのギャラリーや美術館に展示されたコレクションと同じもので、異なる10種(属)の形状をしたセラミックに、異なる上薬を使用した63種の昆虫やカブト虫を壁にマウントしたコレクション。
さらに調べてみると、作品を収集した出版者Thomas Eyck(トーマス イーク)さんが作品の販売を委任されており、限定版セットや個々にインターネットでも販売されています。お値段は1作品498ユーロ(54,754円)也。
まさかドイツのアーティストの鼓動を、グアムで感じることができるとは、、、
何気なく飾られているディスプレイが、実は、美術館に永久コレクションとして所蔵されるほど有名なアーティストによるものだと気付いた方は何人いるのだろう? と、気になりました(笑)。
今夏も目から鱗のアートディスプレイを、今から楽しみにしております。
(大門寺 文右衛門)
今週の土曜日の11:00〜14:00、アガニアショッピングセンターで、チャモロファッションショウが開催されるそうです(ニコニコ)。
チャモロファッションって今ひとつイメージ湧かないけど、昔のチャモロ人が着ていたファッションとか、現代のチャモロの人たちのフォーマルファッションなどが紹介されるみたい、、、
グアムの文化を感じられるイベントですので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。
(ピカル)
気がつけば、もう3月後半。
今年は旬のふぐを食べ損なってしまいました、、、
ふぐを食さずとも、福がきますように!
(パール)
新しいiPad、イイですね。
(Tom Slater/66.20kg)