アメリカ議会上院の軍事歳出委員会は、2013年度のグアム移転費用に関する予算を、全額削除することで決議しました。
5月7日にお知らせしたとおり、アメリカ議会上院歳出委員会の下部組織である軍事歳出委員会は、来年度(2012年10月〜2013年9月)の予算案から、グアム移転に関する費用2600万ドルを全額計上しないことを、5月15日に決定しました。
アメリカ国防総省と海兵隊は、グアムでの軍事施設整備計画や、アジア太平洋地域における海兵隊の部隊配置計画などを、今年の夏までに、議会側に提示する予定です。
しかし、この段階で上院側がそれらの計画案に対して納得しない場合、大統領選にともない議会選挙も行われることから、上下両院の調整は、11月6日の大統領選挙後に先送りされると思われます。