夏の風物詩、「ペルセウス座流星群」の季節がやってきました!
毎年お盆のころ、活動が活発になるペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつで、毎年、1時間あたり30〜50個程度の安定した出現数が報告されています。
今年のペルセウス座流星群は、8月7日頃から15日頃にかけて活動し、出現のピークは、8月12日の22時頃(グアム時間)と予想されています。
流星群観測の大敵となる月明かりも、三日月状の細い月(月齢24.5)が午前2時前(グアム時間)に東の地平線上から昇ってきますので、ペルセウス座の放射点が北東の空に昇る23時〜午前2時(グアム時間)は、月明かりなしの好条件で観望できそうです。流星群は、放射点から離れるほど長い軌跡が見えるので、星空全体を広い範囲で見渡して眺めてみてください。
空気の澄んでいるグアムは、雲さえかからなければ、ホテルエリアの暗い場所でも3等星まで見える星空観測に適した観測地。但し、ホテルから観測する方は、必ずホテルの敷地内。レンタカーの車内から眺める方も、人気のない場所は絶対に避け、安全に観測しましょう。
今年で6年目となる国立天文台の「夏の夜、流れ星を数えよう」では、8月10日夜〜14日朝までの4夜に15分間以上星空を眺め、結果報告する特設ページが設けられ、その報告をもとに、流星の出現数の変化などがリアルタイムで集計されます。
人工の明かりが多い日本では、なかなかできない星空観賞。家族でのんびり夜空を見上げる夜の想い出は、たとえ流星が見えなくても、いつまでも心に残るでしょうね。