3度目の核実験実施を予告した北朝鮮に対し、日米両国は新たな制裁方針を打ち出し、北朝鮮を牽制、核実験への警戒を強めています。
先月1月28日、アメリカ国務省のヌランド(Ms. Victoria Nuland)報道官は、北朝鮮の核実験について「無用な挑発だ」と非難し「北朝鮮の国民生活改善に何の役にも立たない」と強調するとともに、「強行すれば、重大な行動を取る」と、警告しました。
すでにアメリカは、沖縄県の米軍嘉手納基地などを拠点に、空軍のWC135偵察機による監視飛行を行っていて、さらに、核搭載可能なステルス機、B2戦略爆撃機2機を、1月末にグアムに展開させています。
一方、1月29日付の韓国紙、中央日報によると、韓国政府は「核と長距離ミサイル、生物化学兵器を十分に保有せよ」などとする、金正日総書記の「遺訓」を入手。核実験の動きはこの遺訓に基づくものであり、北朝鮮は「必ず実施する」と分析しているようです。
中国の大気汚染の日本への影響も深刻ですが、こちらも目が離せませんね。