ハワイに司令部を持つアメリカ太平洋空軍が、グアムに配備中の大型無人偵察機「グローバルホーク」を、台風シーズンにグアムから青森県の三沢基地に移動させ、暫定的に配備することを検討していることを、日米政府関係者が今週の日曜日(5月12日)に明らかにしました。
現在、アメリカ軍は、グアムにグローバルホークを3機常駐配備し、北朝鮮の監視のために使用しています。
4〜11月の時期は、台風などの天候の影響で運用に支障が出る場合があるため、アメリカ太平洋空軍は、日本国内にある三沢基地にグローバルホークを配備することで、同様の任務を遂行させることが可能だと判断しています。
青森県にある三沢基地には、対地攻撃能力のあるアメリカ軍のF16戦闘機が配備されているため、三沢基地内でF16とグローバルホークの運用を組み合わせることで、朝鮮半島の有事の際の、対処能力を向上させる狙いもあるとみられています。