毎年お盆の頃になると活動が活発になる、ペルセウス座流星群の季節になりました。
1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ「ペルセウス座流星群」は、毎年、1時間あたり30~50個程度の安定した出現数が報告されている三大流星群のひとつ。
今年のペルセウス座流星群の活動がもっとも活発になると予想される極大時刻は、8月13日午前4時ごろ(グアム時間)と予想されています。
月明かりがあると暗い流れ星は空の明るさに埋もれて見えなくなってしまうのですが、今年は月が夜半前に沈むため、月明かりなしの最良の条件。特に、もっとも流れ星が流れるとされる極大時刻に放射点の高度が高くなるため、多くの流れ星が見られるのではないかと大いに期待されています。
今夜の深夜から13日の早朝にかけてが絶好の観察チャンス。流星群は、放射点から離れるほど長い軌跡が見えるので、見る方向はあまり気にせずに、星空全体を広い範囲で見渡して眺めてみてください。
ここのところ、夜半にスコールが多いため、やや心配ではありますが、雲さえかからなければ、ホテルエリアの暗い場所でも3等星まで見えるはず。ただし、人気のない場所は絶対に避け、安全に観測しましょう。
また、今年も国立天文台の「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンが開催されます。8月9日〜14日までの6夜に15分間以上星空を眺め、結果報告する特設ページが設けられ、その報告をもとに、流星の出現数の変化などがリアルタイムで集計されています。
なお、国立天文台の特設ページには、便利な記録用紙(PDF)があるので、興味のある方は、ぜひをダウンロードしてみてください。
そして、今年は、国立天文台の岡山天体物理観測所にて、2013年8月11日から13日の22時ごろから翌朝4時ごろまでの期間、USTREAMによるペルセウス座流星群中継しています(曇天や雨天の場合は中止)。
日本で、家族そろって星空を観賞する機会は、意外に少ないもの。せっかのグアム旅行、たとえ流星が見えなくても、のんびり家族で夜空を見上げる夏の想い出をつくってみませんか?