グアム日本人学校補修校 ボダリオ校長先生インタビュー
Q1.スターサンドビーチを校内イベントトして利用されるようになったきっかけは
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A1.以前イパオビーチにテントを張ってキャンプしていた時は、準備が大変でご父兄にずいぶんご協力いただいてきました。それが4年前、体一つで訪れてキャンプを張れるツアーがスターサンドにあると聞いて参加してみたのです。それから年に1回、毎年1月の連休を利用して学校の恒例行事にしています。
Q2.キャンプ設備や安全性の面ではいかがでしたか
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A2.場所が基地内ということで、外部からの侵入者もなく、子供たちは広いビーチやジャングルを駆け回って遊んでいます。簡易ベットやトイレ・バスといった設備も充実していますし、30人程度の子供に対し、5〜6名のクラブメイツがサポートしてくれるので、大きな事故や怪我もありません。参加するのは5・6年生の子供ですから、自然のままといってもやはり整備された環境は必要ですからね。
ジャングルの遺跡めぐりを通じて、グアムの歴史を学んでいます。
Q3.どんな体験ができますか
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A3.スターサンドには馬や水牛・ニワトリなど様々な動物がいます。子供たちが実際に触れる機会は皆無ですから、興味津々の楽しい体験に違いありません。また、チャモロ文化発祥の地ということもあって、ジャングル内にはラッテストーンやマゼラン時代の遺跡が残っています。ジャングルツアーでは、クラブメイツが詳しい説明を加えながら案内してくれますので、グアムの歴史を知る上でも効果的です。夜には星の観測もでき、街中では見ることができない、まばゆい星の美しさに圧倒されてしまいます。
Q4.スターサンドでのキャンプの後、子供達に変化はありますか
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A4.私どもの学校はグアム在住日系人の補修校ですから、毎日ではなく5年生が週2回、6年生が週3回のみの登校です。こんな学校行事を通して仲良くなり、学年を越えた友情が芽生えていくようです。
自然と向かい合うことで、生活力や学習欲を養うことができます。
Q5.今まで記憶に残った出来事は
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A5.夜にキャンプファイヤーをするのですが、なかなか火がおこせず、ついてもすぐ消えてしまったことがありました。グアムでも生活環強は日本でも同じ、電化製品や自動車に囲まれて暮らしていますから自ら火をおこしたりすることはありません。子供達はいろんなアイデアを出し合ったり、試してみたり火をおこすことに懸命でした。
Q6.日本の先生方へひとこと。
A6.私も以前、日本で教員をしておりました。その経験から、是非日本からも訪れてもらいたいと思います。日本の子供達に比べ、グアムの子供達ははっきりと自分の意志を持っています。日本と違う風土、自然の中でたくましい精神が育っていくことでしょう。外国といっても、ここなら万全のサポート体制で受け入れてくれますので安心です。
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